タイミング良く
後の事を考えず退職願を出してしまったぜんじー
とりあえず自営業やフリーランスの事を調べる為に近所にある商工会議所に言ってみる事にしました。
築年数の古そうな建物で物凄く入りづらい印象の場所でしたが仕事がないと生活できないので意を決して入ってみると物腰低そうな職員さんに遭遇したのでとりあえず話をすることに。
「まだ何をするかも決まってないけど何か起業するのにどうすれば良いか相談しに来ました。」
この質問は流石に困ると思いきや本日は偶然創業セミナーというものをやる予定らしく
14時に来ていただければ参考になるのではという事で時間をみて改めることにしました。
いざ時間になり会場に入ったのですが、同様に話を聞きに来た起業を考えてる方や起業してから5年以内の方達6,7人程がセミナーを聞くために来場していました。
本日のセミナーは地元では超有名なケーキ屋さんの代表取締役が話されていました。
現役経営者から創業時の経験談やアドバイス等を主に話されていて参考になることだらけでした。
どうしたらできるか考える
何をやるにしてもそれをどうしたらできるか考え、それをすぐにやる、現状で満足せず昨日よりも少しでも良くする
これは信条という形で説明されていましたが確かに大事なのはどうやれば良いかを考える事
そして実行すれば必ず結果が出て失敗であればやり直せば良い、成功したならばそれを伸ばすことが大切と言われてなるほどと思いました。
創業に必要なもの
これはそれを絶対にやるという強い意志、簡単に諦めないやる気の二つを強く言われてました。それに対する思いがいかに強いか、思いが弱いと何かあった時諦めてしまいがちという説明を聞いて私があれこれ仕事考えた時にすぐに消極的な考えに至っている事にハッっとしてしまいました。
結局何をやるにしてもやる気が必要なのは分かっていたんですが強い意志とまでいくとまだ覚悟が足りなかったようにも思えます。
成功の方程式
これは「稲盛和夫」さんという実業家からの受け売りらしいのですが
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
この方程式は掛け算なので考え方がマイナスだと大幅なマイナスの考え方になるので
プラスの考え方が成功の秘訣だということです。
考え方がマイナス思考であればそれはマイナスの方に行く事もありうるようです。
一通りお話が終わった後に質疑応答がありましたので私は質問させてもらいました。
Q.創業を決意した際に妻を説得できた?
お話の中で創業当時の状況を話されていまして32歳で妻と赤ちゃんが居る状態での決意たらしく、私の現状と少し似ていました。
私は個人経営かフリーランスでの仕事を考えていたのでそのことに妻は不安でしかないらしく、説得でもめてる最中でした。
A.ダメな時はアルバイトをしてでも生活費を補填するという条件で説得していた。
店舗の立て直しで大きい投資もした時は最悪夜逃げも考えていた。
説得するにしても強い理念と情熱をもって説明できなければならない
理念と情熱をもって説明で妻が納得しない→お客も納得できない
確かに妻すら納得しないようであればお客も納得できないだろうという回答には膝を打つ思いでした。
質疑応答が終わり休憩の後講師が代わりまして
マーケティング プロフェッショナル(中小企業診断士)の方が話されていました。
創業で最も大切な理念とは
どういうお店や会社にしたいのかを考える事が大事、例えば商品やサービスを通じてお客様に対しこうありたい、従業員や地域住民に対してこういうお店になりたい
どんなターゲットに対してどんなサービスを通じてどんなニーズや問題を解決してあげたいのか
どのような仕事をするかを決めるには何か困っている人が「こうだったら良いのにな」「こんな事ができたらな」という声に対して対応できる内容が成功しやすいという内容でした。
100人いるとしたら全員ではなく8割が満足する内容、はたまた3割が満足でも良く、とにかくその一部に対してどんなことがやれるかが大事で全員に満足させようとすると本来の理念がブレブレになり失敗することが多いというもの。
他にも失敗しやすい事があり
・流行っている商売は廃れる可能性が高いので危険
・儲かりそうだからと商売をするのは危険
すべては理念に合っているかが判断基準になるとのこと。
又、よく著名人が成功事例を載せた著書が発売されているが、どちらかというと失敗事例の方が参考になるようです。
成功事例通りにやっても都会と田舎では全く違う内容になるだろうし同じように成功するとは限らない
失敗事例は何で失敗したのか等を考える教材になりうる価値がある
例えば美味しい寿司屋さんが廃れて回転寿司屋が成功したわけで言うと
寿司屋の敷居が高過ぎて緊張して味が分からなかった等という意見があった
その寿司屋周辺のお客層には手が出にくい
それに対して回転寿司にする事で敷居が下がり利用しやすくなったという話
今は「おいしい」「安い」だけでは来店されにくく「うちはこういう店です」に共感して常連客になってもらう状況が劇的に増加しているとの事。
具体的にお店の名前は伏せてますが県内であれば知られている有名店で
味はダントツに美味しいという分けではないのに儲かっている、これは「うちにはこの料理がある」「うちは料理以外も温泉がある」等強みとなるニーズがありほっといてもお客が来るような状況になっている、こういうお店を目指すべきという内容でした。
いきなり覚悟も決まってないままセミナーを受講しましたが何かその気になれそうな強い説得力で自らが奮い立っています。
どのみち私が何の仕事をやるかは誰をターゲットにするか、誰のニーズに答えるか等を定めてある程度考えを磨いて再び商工会議所に行く事になりそうです。